私自身、トヨタが新しい車の利用方法として打ち出している「kinto(キント)」を利用してプリウスを2020年10月から乗っています。
kintoを実際に半年以上利用してみて、kintoのメリットデメリットがだいぶ分かるように。
今回は、kintoを利用しプリウス50系後期モデルに乗っているプリ男がkintoについて語ります。
目次
kintoでプリウスを契約する5つのメリットとは?
残価設定ローンや他のリースを選ばず、kintoを契約するメリットとは、次の5つです。
kintoを契約する5つのメリット
- 自損事故で保険を使っても値段が変わらない
- 事故修理時のレンタカー費用が無料
- 契約完了前の乗り換えコストが安い
- 誰が運転しても保険適用
- 手間がかからない
これら5つのメリットは、kinto検討時にはそれほど気にしていなかったものですが非常に重要です。
それぞれくわしく解説しますね。
自損事故で保険を使っても値段が変わらない
お恥ずかしい話ですが、プリウス納車2か月目で自損事故を起こしてしまいました。
普通は自損事故で車両保険を適用し修理代金を支払うと、保険等級が下がり保険料が高くなります。
一方、kintoの契約の場合は保険等級の概念がないのでまったく支払額に影響がない、ということです。
kinto公式HPや契約者向け情報でもアピールされていませんが、かなり金銭的なメリットが大きく利用者のメリットは大きいです。
kintoを契約していた場合
- そもそも保険等級という概念がない
- 自損事故を起こしても契約料金に変化なし
- 5万円の自己負担金は必要
一般的な車両保険を契約していた場合
一番保険料金が安くなる保険等級が20等級の時点で自損事故を起こしたケース
- 等級が17等級に下がる
- 来年(17等級)、再来年(18等級)、3年後(19等級)の保険金額が60%程度上昇する
- さらに自損事故を起こすと等級が3段階下がり14等級となり保険金額がさらに上昇する
詳細は別記事「kintoは自損事故で車両保険を利用しても等級ダウンしないことが最大のメリットでは?」をご参考ください。
事故修理時のレンタカー費用が無料
通常の車両保険では自損事故を起こした車両の修理時に代車やレンタカー費用を負担してくれません。
一方、kintoではレンタカーの費用負担までしてくれます!
プリ男の場合、いつものディーラーさんに相談し修理もレンタカーの手配も全て行っていただきました。
しかもレンタカーとして準備いただいたのは最新型のカローラツーリング。
プリウス契約時に検討していた1台であったのと、最上位のグレードでしたので快適な代車生活でした。
レンタカーはkinto自動車保険の特約に該当します。
特約は大きく3種類あるので列記しますね。
kintoの特約3種類
- ロードサービス
- レンタカー費用保障
- 弁護士費用
契約完了前の乗り換えコストが安い
kintoは3年、5年、7年リース契約を選択できます。
期間が長くなるほど月額費用は抑えられますが、ライフプランの変更などで契約途中で車を変えたいときが出てくるかもしれません。
kintoでは、解約では普通のリースと同様に多額の違約金を払う必要がありますが、安価な乗り換えプラン「のりかえGO」も準備されています。
のりかえGOのメリット
- kinto契約途中で安価な手数料で乗り換えができる
- 5年プランで3年経過時の乗り換えの手数料は3カ月分
- プリウスの次期モデルが出たら、乗り換えも可能 ※1
※1 kintoのラインナップに新型プリウスが存在していた場合
通常のリースの場合
- 同じリース会社を利用する場合でも一度解約する必要がある
- 解約金額は一般的に多額 ※2
※2 kinto5年契約で3年目に途中解約の場合の違約金は11か月分
kintoののりかえGO手数料詳細ページ
kintoの中途解約金の詳細ページ
誰が運転しても保険適用
kintoの車両保険のメリットは先にも上げましたが、自動車保険の運転手制限がないのも大きな特徴の一つです。
kinto契約者や近親者だけでなく、友人など契約者が許可した方が運転した際に起きた自損事故などもすべて保険対象になります。
これって、実はすごいことです。
自動車保険を調べてみましたが、運転手の条件無制限時の自動車保険料は驚くほど高額になります。
イーデザイン損保の自動車保険 概算保険料見積りシミュレーション
概算保険料:515,610円/年間
▼条件
ナンバー:3ナンバー
免許証の色:ブルー
運転する人:限定しない
もっとも若い人:18歳以上
今の等級:今は保険に加入していない
車両保険:つける
なんと、年間50万円を超える概算保険料となってしまいました・・・
これは想定以上ですね、、
もちろん、詳細見積もりをすれば安くなる可能性は高いですが、kintoの自動車保険がいかに破格なのか分かりますね。
手間がかからない
kintoを契約して思うのが、本当に手間がかからないということ。
通常だと、ディーラーで見積もりを取るだけでもオプションをどうしよう、支払いをどうしよう、値引き交渉のために競合車種の見積もりもとらないと、など面倒なことが多いです。
もちろん、値引き交渉で1万円でも安い条件を出してもらうためのプロセスが好き!という人もなかにはいると思いますが、、
プリ男は余計な作業で面倒だと思うので、kintoで契約前に自分で金額シミュレーションを正確にできるのは楽でよかったですね。
また、kintoでは選択できるオプションがパッケージ化されていて、細かく選ばなくてすみます。
これは良し悪しあると思いますが、私のように余計な選択肢を考えたくない人には良いです。
kintoは手間がかからない5つの理由
- 見積もりをとる必要がない
- 値引き交渉のプロセスが省ける
- オプションがまとまりセット化されている
- メンテナンスがパッケージ化
- 至れり尽くせりの自動車保険がついている
kintoのデメリット2選
メリットばかり説明してきましたが、デメリットももちろんあります。
kintoを契約する2つのデメリット
- 人によっては高くつく(プリウスを契約する場合)
- 値引き交渉の楽しみがなくなる
詳しくご説明しますね。
kintoでプリウスを契約する場合、人によって高くつく
kinto契約中の乗り換え費用や自動車保険を考えるとほとんどの方がローンを組んで購入する場合などより安くなると思います。
ですが、下記のような方は高くなるケースがあります。
- 保険料が安い人
- 走行距離が少なく、プリウスを丁寧に扱える人
自動車保険の保険等級が20等級で、年齢が30歳以上の方が自分しか運転しない場合は、自動車保険料金が安いです。
そのため、kintoで契約するより、自分で保険会社と契約した方が安くなる可能性があります。
また、走行距離が少なくプリウスを綺麗なまま保管できれば、売却価格を上げることが可能です。
kintoのシミュレーションページでは、5年後の買取価格を30%程度と見積もっていますが、程度がよいプリウス50系で走行距離が少なければ、一括見積をするなどで40%程度は見込めます。
上記のような方はkintoの方がコストがかかる可能性があります。
値引き交渉の楽しみがなくなる
先述したメリットの一つ「手間がかからない」では値引き交渉をしなくて済むことを挙げましたが、「値引き交渉こそ自動車購入の醍醐味だ!」という方にはデメリットになります。
プリ男は仕事上で交渉を数多く行っているため、プライベートでまで交渉をしたくはありません。
一方で、あまり交渉する機会がない方にとっては、数少ない交渉事なので楽しみな方もいらっしゃると思います。
実際、手間をかけて競合他社のライバル車の相見積もりを取得する、ディーラーを渡り歩くなど地道な活動が値引き額を大きくできる可能性があります。
このような交渉や試行錯誤に面白みを感じられる場合、値引きの余地が全くないkintoは向かないでしょう。
まとめ
kintoでプリウスを契約するのはあり?
- 5つのメリットを感じられれば十分検討の余地あり
- 当サイトのkinto関連記事でじっくり調査してから決める
以上が、「kintoでプリウスを契約し半年経過して分かったこと」です。
2021年7月現在、kintoを利用した生の声はあまり見つけられないので、是非参考にしてみてください。
他のカーリースを検討される方は、是非とも自動車保険やメンテナンスも含めたトータルコストと価値を比較してご判断してください。
あなたがプリウスと共に過ごすライフスタイルを応援します^^
こんにちは!
プリウススタイル管理人のプリ男(⇒プロフィール)です^^